魂の入れ物のはなし。そして。

昨年、母の一番の友人が亡くなった。まだ60代。 ずっと小さくない病気を繰り返し、最後に会ったのは亡くなる約半年前。ガリガリに痩せてしまった腕を見て涙をこらえた。話をしていても息があがって苦しそうで、「また来るね」と言ってその方の家を後にした。…

新しい男性のはなし

ヤラミソの話を書いたころ、私はマッチングアプリに登録した。 そこで沢山の男性とやり取りすることになる。 しかし、筆不精の私。 このやり取りが死ぬほどつらい。 中には不躾な質問を平気でぶつけてくる人、やたら顔写真の交換を求める人、唐突に体の関係…

孤独な闘い

体調を一度大きく崩したことがある。 社会復帰するまでに要した時間は10ヶ月。 それまでに感じたことのない苦悩と絶望と失望に日々追いかけられて、真っ暗闇の中毎日を過ごしていた。 幸いにもいまは当時の話が出来る程にまで回復した。 しかし、一度失っ…

アイドルに夢を求めて

最近よく芸能人が「将来を考えて」といって会社を辞めたり業界を離れて行ったりする。 その度に「え、その職業が夢ではなかったの?」となる自分がいる。 普通に考えて、時が経ち取り巻く環境が変化したことで、新しく夢ができることはごくごく自然なことか…

4月26日

給料日の翌日であろうが常に金欠の私に贅沢をする余裕はなし。 今日はケイタイの歩きながらの使用が禁止されている社内でハンズフリーで話している人を見かけてひっくり返りそうになった。 いやいやいや。画面を見ていないからってハンズフリーも当然ダメで…

4月25日

昼過ぎ、取引先の営業さんが新人さんを連れてやってきた。 ムスクの香りがほのかにするイケメン。 テンションが上がらなわけがない。 しかし、だ。 いざ名刺交換となると、私の隣に居た先輩としか交換しようとしない。 悲しいが私にはよくあることだ。 挨拶…

4月24日

寒暖の差に身体がついて行かず風邪をひく。 社内では超暑がりさんと超寒がりさんが同じ部屋に居るため、静かに空調戦争が勃発。 それもあってか帰るころにはフラフラになっていた。 怖いので体温は計らないことにする。 今日は終日マスクを付けて過ごしてい…

ヤラミソ女の話

一体だれが言ったか、ヤラミソ女。 この言葉を作った奴のことは一生恨むだろう。 だが実際、同士の存在を知って安堵している一面もある。 そう、私もいわゆるヤラミソだ。 ミソをすぎてもう随分経つけれど。 ずっと片思いをしていた。振り返ってみると七年半…